HbA1cの「質」の良し悪し

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HbA1cはだいたい2ヶ月間の平均血糖値を表す指標と言われており、6%未満が血糖正常化を目指す上での1つの指標となっています。

糖尿病ネットワークより)

糖尿病合併症を防ぐための指標としては、7%未満を目指すことになっています。

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これは血糖値として計算すると、だいたい155以下くらいになります。

つまり、平均で155mg/dL以下を目指しましょう、という事になります。

ただ、これはあくまで「平均値」なので、例えば、

最低血糖値 90mg/dL
最高血糖値 220mg/dL

であっても、

最低血糖値 135mg/dL
最高血糖値 175mg/dL

であっても、平均は155mg/dLになります。

しかしながら、ADA(米国糖尿病学会)では180mg/dLをピークとして管理するよう提言しており、日本糖尿病学会もそれに倣っています。

したがって、先の90mg/dL – 220mg/dLの組み合わせによる平均155mg/dLの実現は、実は合併症を防ぐためにはよろしくない、という事になります。

これが「HbA1cの質」と、江部先生が仰ってるものです。

質の悪いHbA1cは、見かけ上は問題ない範囲であっても、のちのち、合併症を発症する可能性が高くなります。

糖尿病患者である我々は、そういった点も考慮したうえで、血糖コントロールにいそしむ必要があるわけです。

油断大敵雨あられ。

しっかり自分と向き合って自分の将来を見据えて生きて行きたいと思う次第。

なんて言いながら、たま~~に180超えとかしちゃうんですけどね。
;^_^A

コメント

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