GI神話(2)GIの決め方

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以前、少しだけGIについて触れたんですが、重要な事を忘れていました。

 

GI(グリセミックインデックス)とは、炭水化物を摂取した際の血糖値の上がり方を指数化したものです。

この、「血糖値の上がり方」って、どうやって調べているのか、というと・・・

 

スクリーニングテスト

 

と呼ばれる方法で行われています。

 

これ、「健常者」を対象に行われる試験で、基準となる食品を2回、対象となる食品を1回摂取させて、摂取前、摂取後15分間隔で血糖値を計測して、平均値を出す、というやり方だそうです。

(株式会社オルトメディコ GI測定試験より

これ、インスリンがしっかり出てインスリン抵抗性のない人たちのテスト、ってことです。

IGTやIGF、境界型と呼ばれる人々に対して、つまり、インスリンが出にくくなっていたりインスリン抵抗性のある人たちには参考に出来ない数値、なんですね。

 

そこを無視してIGTやIFG、境界型と呼ばれる人々に、「低GI食品であれば血糖値は上がりにくくなります」って言われちゃうと、「おいおい」と突っ込みたくなります。

 

また、低GI食品を食べていれば糖尿病にならないのか、というと、そうでもないです。

 

そもそもなんで糖尿病になったのかと言うと、肥満によるインスリン抵抗性の亢進、それによってインスリン分泌過多となりβ細胞が疲弊し、また加齢によるβ細胞の疲弊も加わって、結果的にインスリン分泌能の低下が起きて、血糖値が下がりにくくなりやがて高血糖状態が続くようになる・・・

 

また、インスリンが出ている間、糖質や遊離脂肪酸は脂肪細胞に中性脂肪の形で取り込まれ続ける事になりますから、肥満も亢進します

 

どんどん太っていくわけですね。(@_@;

 

GIの低い食品だからと言っても結局糖質を摂り続けていると、一緒に摂った脂肪と共にインスリンによって中性脂肪として蓄えられます。

ゆっくり吸収されようが何しようが、血中に入ってその間インスリンがドバドバ出ていたら、それだけで勝手に取り込まれちゃうんですよ。

 

GIが低い食品って、もしかしたら「血糖値が上がりにくい」のではなく、「素早く吸収されて素早く取り込まれてしまう」だけなんじゃないか、とも思えます。

まあそれはちょっと言い過ぎですけどね(^^;

 

 

 

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