どうにも胡散臭い研究発表です。
だって、
食事後1時間と2時間、12時間の3回採血し、血糖値を下げるホルモンであるインスリンと、アルコール濃度を測定した。その結果、6人の平均値で芋焼酎の濃度がいずれも低く、1時間後の血糖値では水が約50%上昇したのに対し、芋焼酎は約15%にとどまったという。
いや、水との比較だけじゃなく、ビールや清酒との比較を出してない記事もどうかと思いますが、そもそも1時間後の血糖値は大概、焼酎じゃなくてもアルコール、特に蒸留酒であれば血糖値は上がらないんです。
素人の管理人だってそれくらいは知ってます。
そして、おそらくはアルコールの影響で主に肝臓が機能低下に陥ってて、血糖値の上昇が抑えられているだけ、という可能性も否定できないのに、
血糖値抑制のメカニズムはまだはっきりとはしていないが、乾教授は「芋焼酎のこうじ成分が筋肉への糖の取り込みを促進するのかもしれない」とみている。
そんな都合のいい話があるわけないっしょ。
そもそもそんなこうじ成分なんて、焼酎にどれだけ残っているのやら。
だいたい運動もしてないで筋肉に糖の取り込みを促進なんて、ありえないでしょう。
いや、糖質制限的に蒸留酒である焼酎は飲んでいいと思ってはいますが、理由はあくまで「糖質を含まない」という点のみであって、決して「血糖値を抑える」なんて効果は二の次三の次のたまたま付随しているおまけの結果であって、決してそこを主眼に置くべきことじゃないと思ってます。
ましてそれをあたかも「芋焼酎のこうじ成分の効果」なんて、「トンデモ科学」の何物でもないんじゃね?
もっと科学的に掘り下げてから発表すべきなんじゃない?
仮にも大学の教授でしょ?
いや、もう朝から血糖値上がるくらいの勢いです。
で、測定しようと思ったら測定器を会社に置き忘れていたというオチ・・・そんなんいらんがな。
今日も1日ごちそうさまでした。
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