お腹が減ることはいいこと?

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16時間の短時間断食によるダイエット法も最近見かけるんですが、先日書いた通り良し悪しがあるようです。

個人的には割と身体の調子を整えるにはいいなと思ってます。

なんだかんだで3食食べ続けていると、量の多少によっては負担になってることもあるので、リセットするには丁度いいと思います。

12時になってもまだ胃が重いな、なんて時はそのまま夜までファスティングを延長しても良いですし。

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ま、それはさておき

今日はふと思い出したインクレチンの話。

GLP-1、GIPといったインクレチンは、小腸から分泌されるペプチドで、どちらもインスリンの分泌を促すとされています。

ただ、昨今の研究では、それだけではなくランゲルハンス島α細胞にも影響を与えて、グルカゴンを出すということもあるようです。

画像はイメージです

ま、薬も全てそうですけど、1対1じゃあないんですね。

1対多なんです。

さて、じゃ話を変えましてお腹が空いた時。

16時間のファスティングダイエットの売りは、断食によって空腹感からインクレチンが出て糖新生が始まってダイエットになる、って話なんですが、必ずしも糖新生につながるわけではなく、グルカゴンを分泌させて直接グルコースをグリコーゲンから産生させることにもつながるんです。

故にグリコーゲンをたくさん抱えている人は(といっても上限はありますけど)、糖新生よりも糖原分解が先に起こる、あるいは多く発生することもある、ということ。

これだとダイエットの目的が半減、あるいはそれ以下です。

ファイスティングしているのに期待通りにダイエットできない、という方は、もしかするとそのせいかもしれません。

ちなみにグリコーゲンは常に血中グルコースから生成されているものなので、やはり血中グルコースが少ないとグリコーゲンは溜まりにくくなりますし、逆に血中グルコースが少なくなるとすぐに糖原分解されるので、そう考えるとダイエットするには糖質の吸収は減らした方が良いのでは、と思うわけです。

16時間ファスティングダイエットは残りの8時間は何を食べてもいい、と言われがちですけど、本気で体重減らしたければ、そこは糖質とカロリーは控えめにした方がより効果があるはずです。

もちろん、標準体重に近づけば近づくほど、その効果は目に見えて下がりますから、16時間ファスティングダイエットにチャレンジしてうまく行かないという方は、自分の体重や目標に合わせたダイエットに切り替えた方がいいかもしれないです。

というわけで

お腹が減ることはいいことか?

もちろんいいことなんでしょうけど、血糖値上がりやすい方は要注意、ということで、今回はお開きにしたいと思います。

ええ、私も気をつけます・・・

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