子供の頃、好き嫌いがまだ結構あった時期に、叔父の家で焼き肉をごちそうになった時の事。
「ご飯はいいからもっと肉や野菜を喰え」
と叔父に良く言われてました。
私はご飯も肉も好きでしたが、野菜がいまいち苦手。特にピーマン。
あの当時、ピーマンってほんっとに苦かったイメージがあるのですが、歳を重ねるにつれてその苦みがあまり感じられなくなって来たのは、品種改良のおかげかはたまた老化現象の一部なのか・・・orz
ま、ピーマンの苦みの話はおいといて。
叔父がそう言っていた理由が何なのかは今となっては定かではありませんが(4年ほど前に他界しておりますので)、今の管理人だったら「炭水化物なんかいいからもっと肉と葉もの野菜を喰え」って言ってるでしょうね。(;^_^A
さて、糖質は血糖値を上げる唯一の栄養素(実はタンパク質も若干上げます)ですが、糖質制限はこれをグッと抑えた食事をします。
そのため、1回の食事で得られる糖質は、管理人の場合は20g以下(なるべく15g以下、10g前後を個人的には目指してます)ですから、1食のエネルギー比で言うと10%程度になります(1食あたり400~500kcalとした場合)。
これだと血糖値は上がらないんじゃないか・・・と思いきや、2型糖尿病型の管理人はそれでも直後30分~1時間後に計測すると、食前に比べて10~30程度上がります。つまり、食前が110mg/dLなら120~140mg/dLになる、と言う事です。
これで2時間後にはどうなっているかと言うと、大体元の110~125mg/dLくらいに落ち着きます。
つまり、管理人の場合は明らかに食後の追加インスリン分泌が少ない状況なわけですね。普通の人だったら殆ど上がらないような糖質量ですから。
さて、では食後の推移はどうでしょうか?
食後3時間、4時間、5時間、夕食前、と測ってみたところ、大体90台~120台で推移してます。
随時血糖値で120台なのでこれも明らかに糖尿病型ですよね・・・がんばれ、俺の身体(゜д゜;)
ですがこの通り血糖値下がらんです。何故でしょう?
1つに、管理人の基礎インスリン分泌は少ない、つまり、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞が弱ってる、ということが挙げられます。
あともう1つ、肝臓で糖新生が行われているため血糖値が保たれている、と言う事もあります。
基礎インスリン分泌が少ないとは言え、概ね血糖値が保たれていると言う事は少なからず出ていて効果が続いていると言う事ですから、これはまあ問題はないです。
あと、食事で若干の糖質を取っているので、消化吸収された糖質が肝臓でグリコーゲンとして蓄えられた後、必要に応じてブドウ糖に変換されて血中内の放出されていれば、血糖値は下がらないです。
ただ、摂取している糖質量は毎食少ないですから、そんなにグリコーゲンを蓄えておけるほどは無いはずです。
じゃ、管理人の身体はどうしているかと言うと、先に書いた「糖新生」を行っている、と言う事になります。
「糖新生」
一応下手な解説よりもwikiの方が良いかもしれないのでリンク貼っときます。
糖新生とは、タンパク質の原料であるアミノ酸の一部と中性脂肪から作られるグリセリロールから、グルコースに、つまりブドウ糖に変換することです。このうち、90%がアミノ酸から、残り10%はグリセリロール(他に乳酸、ピルビン酸も使われます)という比率との事です。
つまり、糖質とらなくても肝臓(と一部は腎臓)で糖新生が行われるので、血糖値は保たれるわけです。ですから、糖質摂らなくても低血糖にはなりません。
あ、脂質代謝異常を患っている方は別です。糖新生が阻害されてしまうからです。
では身体全体のエネルギー消費に対するエネルギー源の供給から考えたらどうでしょうか?
長くなるのでその話はこの次にいたします・・・
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