突発性難聴とIGT(耐糖能異常)

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昨日の朝、起きたとたん、左耳の耳鳴りがもの凄い音量になっていてびっくりしました。

左耳の張力はその時点でほぼ7割減といった状況。

その日は一人旅の最終日だったので、あまり多くの人と会話をする必要もなかったので、あまり気にもせず過ごしたのですが、自宅に帰って奥方と話をするにもちょっと聞きづらいという事もあり、今朝一番で耳鼻科に行ってきました。

 

主治医には、

  1. 先週から喉風邪の状態だったが、そうひどくも無かったので自然治癒すると思って放置していた
  2. 耳鳴りはずいぶん前から若干あったが、昨日になって突然大音量になった
  3. 今朝は少し小さくなったが、意識しなくても常に聞こえている状態

と言う旨を話したところ、聴力検査を行ってみるとのことで、調べてもらいました。

 

ヘッドホンを装着して密室に入り、音が聞こえると思ったらボタンを押し続ける、といったことを10分くらい続けたところで検査終了。

結果は、やはり左耳の高周波域のみ、通常よりも聴力が下がっているようだ、とのこと。

 

主治医としては、突発性難聴の初期状態か、あるいは耳鳴りによる単なる聴力低下か、どちらかと言えば前者ではないかと思うという事と、大げさに考えてステロイドによる投薬治療に踏み切るか、ビタミン剤投与で様子を見るかの選択肢があり、前者を選択したい、という事を告げられました。

 

が、ここで問題。

管理人はIGT(耐糖能異常)なのですが、ステロイド投薬を行うと耐糖能が悪化するため、血糖コントロールのため入院が必要になる、と言うのです。

 

このストロイドとは、副腎皮質ステロイドの合成ステロイドで、いわゆるコルチゾールと呼ばれるホルモンの合成薬です。

コルチゾールは主に糖新生の亢進と抹消組織による糖利用低下(つまりGLUT4の発現を抑える働き)などの機能があり、投薬によって血糖値の上昇が見込まれます。

一般の人であれば血糖値の上昇に応じてインスリンが分泌され、平衡を保とうとするのですが、IGTの場合それが遅れたり、あまり機能しなくて高血糖状態が続く可能性がある、ということです。

 

そのため入院した上で血糖値を測定しつつインスリン投与などの血糖コントロールが必要になる、と言うのが主治医の説明でした。

 

そして結論としては、今回はステロイド投与は見送って、ビタミン剤投与による経過観察を選択することになりました。

突発性難聴の初期症状であるということと、耳鳴りの影響も若干ぬぐいきれないので、リスクを取らない方法を選択しようということでした。

 

管理人としてはスーパー糖質制限とSMBGで十分対応できるのでは、と思ったのですが、それほど重篤な状況でもないとのことだったので、今回はビタミン剤投与による経過観察で同意しました。

 

もしこのまま状況が改善しない、あるいは悪化するようであれば、主治医に投薬+スーパー糖質制限+SMBGでの治療を相談しようかと思っています。

 

突発性難聴は原因がはっきりしない病気の一つです。

放置すると悪くなることはあっても良くなることはないそうです。

管理人も、奥方に勧められて耳鼻科に行きましたが、受診してよかったと思ってます。

 

それほど深刻な状況ではありませんが、糖尿病がいろいろな病に関連しているんだな、と、あらためて思い知らされた一日でした。

 

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