脂質について見直しませんか?(1)

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糖尿病全国ワースト1位という不名誉な記録と、小学生の1割超に脂質異常が見つかった香川県。

NAVERのまとめなどを見てみると、相変わらず「脂質を抑えて」と言う論調の中にも、「うどん犯人説」や「原因の一つには県の代名詞とも言えるうどんなど炭水化物の過剰摂取が疑われている」なんていう記事もあり、多少のバラツキはありますが、なかでも気になるのは県が開設した「かがわ糖尿病予防ナビ」です。

県内の糖尿病に関する情報や対策などなど、色々と頑張ってるなぁ、と思うのですが、全国1位になる前と全く変わってないのが「うどんも食べましょう」ってとこです。orz

例えば「うどん県。うどんだけじゃなく野菜もね♪」キャンペーン。

詳細はリンク先を見てもらうとして、その内容は糖尿病人としてはあり得ない物になってます。

1日に必要な野菜の摂取量は350g
炭水化物にかたよりがちなうどん店において、うどんを食べる時に野菜のおかずを選ぶ人が増え、野菜の摂取量をアップすることを目的として実施されました。
みなさんも野菜をいっぱい食べて元気なうどん県民になってください。

 

いやいやいや、それじゃ結局、「今まで食べてたうどんはそのままに、天ぷらやおでんをやめて野菜にしましょう」って事ですよね?

 

それで何が変わるのでしょう?

 

うどん100gには約55gの糖質が含まれています。一玉200gだそうですから倍の110gになります。

確かにこれに天ぷらなんて喰ったら、衣の分の糖質が増えますけど、そもそもうどん自体が天ぷらの何倍もの糖質を含むわけです。

 

オマケに、ですよ。

 

その天ぷらの代わりに食べましょうと言ってるものが、

 

ほうれん草のおひたし、カボチャの煮物、ごま味噌和え、レンコンのキンピラ、葱のぬた、まんばのけんちゃん(ナンダコレ?)」

 

って、半分は結局糖質オンのものじゃないですか。

 

これじゃあ無理です。多少痩せるかもしれませんが多分糖尿病からは脱出出来ずにいずれは数年後に投薬開始になります。

 

なんでこうなんでしょう?

 

結局、「脂質」そのものの摂取が悪い、という考えが誰も頭から離れてないんですよね。

 

天ぷらにしたっておでんにしたって、脂質の量より糖質の量の方が圧倒的に多いのに、何故か糖質量には全く目もくれずに脂質量ばかり気にしてるんです。

人の体の中の脂質、つまりは中性脂肪ですが、これらが溜まる経緯や原因を本当に知っていたら、糖質こそ減らすべきと言う考えになるもんなんですが。

 

糖質が小腸に吸収されるとまず肝臓に運ばれて一部はグリコーゲンになり、それ以外は直接グルコースとして血管に流れます。

膵臓からはインスリンが出て筋肉や脂肪細胞にグルコースを取り込ませ、筋肉でもグリコーゲンとして一時貯蔵されて利用され、脂肪細胞においては中性脂肪として蓄えられます

こういった事はそっこら中のサイトやブログなどにたくさん書かれていますが、殆どのサイトに「脂質」の事は書かれていません

じゃあ実際に脂質はどこでどう吸収されてどうなるのでしょうか?

ん〜、ちょっと長くなりました。

続きは次回にしますね。

 

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