スーパー糖質制限をしている糖質セイゲニストにとって脂質は主たるエネルギー源です。
糖質摂取は最低限に絞ってますから、その分摂取エネルギー比率は脂質やたんぱく質中心になります。
その状態を「偏ってる」と言う糖質無セイゲニストの方々はとりあえずここでは無視。
糖質に偏った食事をしていてそれを「バランスが良い」と言う根拠がそもそも乏しいので。
ま、それはさておき、糖質制限した場合、エネルギー比率はどうしても脂質に偏ります。
と言うのも、脂質の方が1gあたりのエネルギーが多い(大体糖質やたんぱく質の倍と言われています)ので、同量を摂取したらエネルギー比率は脂質2に対してたんぱく質1になるわけです。
そんなこんなで糖質セイゲニストの摂取カロリー割合は、糖質:たんぱく質:脂質が1:2:7位になるわけです。
糖質無セイゲニストの場合は逆の7:2:1とか6:3:1あたりが目標になるんでしょうが、それがどうしても7:1:2とか6:1:3とかになってしまい、結果的に摂取カロリーを必要以上に落とさないと痩せない、という事になるわけです。
また、血糖値のコントロールも難しくなり、なおかつ、上手くいってると思っていてもいつのまにか合併症になったり足の指が壊死して切断する事になったりする方もいらっしゃいます。
何故か?
やっぱりある程度糖質摂ってたらどうしても食後高血糖は免れないため、グルコーススパイクによる糖化現象のリスクが高まるからです。
検査数値には現れないリスクですね。
それからもう一つ、脂質と糖質を同時に摂りある程度血糖値が上がると、その状態がしばらく続く、つまり、上がった血糖値がなかなか下がらない、と言う状態になりやすいという事があります。
これは脂質を摂って最終的に血中の遊離脂肪酸となった時、その量にもよると思いますが、細胞のインスリンレセプターの感受性を落とすためです。
そのあたりの事はWikipediaなどにも載ってますのでご覧ください。
そしてこれは糖質セイゲニスト、特に糖尿病人である糖質セイゲニストが、たまに糖質を数十g、例えば一食で40gとか摂ると、上がった血糖値がなかなか下がらないといった現象の原因として考えられます。
では、脂質と糖質を同時に摂らなければどうなるのか?
ちょっと長くなったので、続きは次の記事で。
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