反応性低血糖

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今日の実験後、久しぶりの感覚を味わいました。

  • 急激な飢餓感
  • 発汗
  • 震え

それは突然始まりました。

最初、急に空腹を感じ、とにかく何か食べないと気が収まらない感覚に襲われ始めました。

そこで、いつものように机の上に常備してあったオヤツの中から、素焼きアーモンドを手に取り、数粒口に運んだのですが、どうにも収まりようがありません。

仕方なくさらに数粒口にしてから、気を紛らわせるためにコーヒーも買ってきて飲み始めたのですが、それでも全く飢餓感が収まらず、逆に増すばかりか、少し身体が、特に腕が震えるような感覚になり、汗も出てきました。

これはおかしい・・・

と、思ったところではたと気付きました。

低血糖。

あいにく今日の実験で測定チップを切らしてしまっていて確認はできなかったのですが、まず間違いないと思い、取り敢えず手元にあったチョコを数粒口にして、呼吸を整えました。

それから数分間、流れる汗を拭きつつ慌てずに椅子に座ってジッとしていた所、ようやく汗が収まり始め、震えるような感覚も遠ざかっていき、強烈な空腹感もなくなっていきました。

どうやら「反応性低血糖」だったのではないか、と思います。

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突然やってくる低血糖

反応性低血糖は、血糖値の急激な上昇に対してインスリンが分泌された後、急激な血糖値の低下に伴い本来であれば速やかにインスリンも止まるべきなのですが、それらの作用機序のどこかでタイミングが合わず、結果的に過剰反応となって低血糖が起こるという症状です。

食後高血糖に対してインスリンが遅れて分泌された際に、その遅れのために血糖値が下がり過ぎて起こる場合もありますが、今回の管理人の場合は、既に食後4時間ほど経過しているにも関わらず起きていることから、インスリン分泌のコントロールがどこかのタイミングで上手くいかなくなってしまい、血糖値が下がり過ぎたのかな、と思っています。

管理人は普段から糖質制限をしているため、肝臓や筋肉におけるグリコーゲンの蓄えはあまり多くないと思われます。

そのため、普段から糖新生により不足分を補いつつ、ケトンもある程度利用しているはずです。

このケトンと糖質の利用割合はわかりませんが、今日低血糖になった時間帯(夕方近く)は、そこそこケトンも出ている時間帯なので、糖新生の稼働割合は午前中よりは低めになっているかと思います。

そういった状態でインスリンの暴走(と言っていいかどうかはわかりませんが)が起きた場合、血中の糖質は脂肪細胞や筋肉に次々と吸収されて行きますが、食事はとうの昔に終わっているため小腸からの糖質の吸収はありません。

もちろん、本来低血糖になった際は、グルカゴンやコルチゾール、アドレナリンなど、血糖値を上げるホルモンが出るはずですが、これらは結局、肝臓のグリコーゲン分解と糖新生を促す事になります。

ところが、です。

筋肉に吸収された糖質は筋肉専用のグリコーゲンとなるため、筋肉以外では利用出来ません。

また、脂肪細胞に吸収された糖質は当然脂肪になりますから、再度糖質に戻すためには一旦肝臓で糖新生のサイクルに入らないとなりません。

そのためインスリンからの指令により続く急激な糖質の吸収に対して、グルカゴンやコルチゾール、アドレナリンがどんなに頑張って血糖値を上げさせようとしても、そもそも肝臓にグリコーゲンの蓄えがほとんどない管理人の場合、糖新生だけに頼らざるをえなくなり、結果的に糖新生が追いつかず、低血糖に陥る、という事になります。

この仮説はあくまで素人の想像でしかなありませんが、管理人的には十分理にかなった説明じゃないかな、と思っています。

では、これを避けるためにはどうしたらいいでしょう?

こうした実験を行う前に、しばらく糖質をある程度摂っておき、グリコーゲンの蓄えを作っておくことじゃないでしょうか。

いわゆる、「カーボローディング」みたいな。;^_^A

カルピンチョ先生も「75g OGTTを行う場合、3日間は1日150gの糖質を摂っておかないと、結果が悪くなる」と書かれてましたが、関係ないかもしれませんけどそれと同じことをしておけば、おそらく防げるのかな、と思います。

もちろん、これも憶測なので何とも言えませんが。

あと、食事にかかる時間も問題があったのかな、と思います。

せいぜい15分足らずの間に済ませたので、それも影響しているのかもしれませんね。

と言うわけで、次回実験をする時は、もう少し緩やかに食事をするようにしてみます。

でも、それじゃぁ実験らしくないですよねぇ・・・

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