言葉の選び方 2016年10月12日の記録

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「残業時間が100時間を超えたくらいで過労死するのは情けない」、などとツイートしたどっかの大学教授が大炎上。

本人の謝罪はもとより大学も謝罪と処分検討という事態に。

 

ついこの前は、透析患者に対してとんでも無い事を延々とブログに書いたまたアナウンサーもいましたね。

彼は少なくともマスコミの世界の仕事は全て失いました。

 

インターネットって簡単に1人で好きな時に好きなように誰にも邪魔されず意見も聞かずに情報発信出来るので、とても便利な世の中になりました。

でも、何気なく、または意図的に書いたたった一言が、全く想定外の、或いは思っていたのとは違う方向に話が向かってしまう可能性もあります。

 

「言葉の選び方が乱暴でした。」

 

先の教授はそう釈明していましたが、そもそもは、

 

「とてもつらい長時間労働を乗り切らないと、会社が危なくなる自分の過去の経験のみで判断し・・・」

 

というもう1つの釈明事態が、全てを物語っていると思います。

 

彼は彼の雇用者としての目線や立場で、この件をよく調べもせず、ものを言った(書いた)んでしょうね。

ゆえに、言葉なんてそもそも選ぼうと思うことも無かっただろうと思います。

釈明の言葉自体、配慮が足りないと感じるんですが。

 

と言う分けで、記録。

20161011

週末、ちょっとお出かけでサボりました・・・

 

 

「血糖値が高いですね」

「痩せましょう」

「薬飲んでみますか」

 

糖尿病やら境界型やらで医者から言われる言葉はだいたいこんな感じです。

私も、最初の糖尿病宣言を受けた時は先の2つを言われました。

有難かったことに、薬の話まではされず、まずは食事と運動と言われ、まじめに食事療法を自分なりに行い(その当時は炭水化物ダイエット)、曲がりなりにも運動を心がけました。

 

幸いなことに一時期脱したわけですが、もしその時に「薬を」なんて言われたら、もしかしたら投薬していたかもしれませんね。

 

医師の言葉は大変患者にとって重いものです。

でも、医師からしたら毎日同じような患者を診ていて同じことの繰り返しも多いでしょうから、言葉を発することに慣れてます。

判断も早いことでしょう。

 

でも本来であれば、「なぜ薬を飲まなければならないのか」「なぜ痩せなければならないのか」「なぜ血糖値は高いのか」など、本来であれば患者も知っておくべき事柄を、説明しきってくれる医師はまずいません。

時間や労力、患者の理解度にも左右されるので、そうはいかないんでしょうけど・・・

 

もちろん、パンフレットを渡して「良く読んでおいてください」なんてこともあるでしょうから、ある程度それで賄える部分はあるでしょう。

でもやはり、患者自身が自分で「どうやって治そう」「どうやったら良くなるのだろう」と考えるようにならないと、結果的に「たまたま」「運よく」治ったり緩解する人はいたとしても、それは一部であって、残りの人たちは悪化していくことになります。

 

それらすべてを医師に任せるのはそもそも無理な話で、だからこそ学会や協会やお役所の類が啓蒙活動や情報発信をしているわけです。

 

患者もそれらに対して耳を傾け注意をすべきところですが、自分自身に「病気だ」という認識が無いと、それらも耳に入ることはないでしょう。

 

最後は自分の認識が全て、という結論になりますが、様々な過程のどこかで、心に何かしらインパクトを与える一言があれば、気づくこともあると思います。

 

炎上するような一言を発する能力が、そういうところに発揮されていれば、もう少し世の中変わるのかなぁ、と思ったりしてます。

 

今日も1日ごちそうさまでした。

 

 

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